2016
01.10
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抜け出せなくなる前に・・・!

日刊 Well Life通信


相田みつを先生の語録に、「トマトはトマト、トマトをメロンに見せようとするからダメ」というのがある。人生を生きていくうえで、必要以上の虚飾やいつわりはダメだと言うことを戒めている。

その一方で、日本のことわざに、「武士は食わねど高楊枝」というもがある。やせ我慢してでも見栄を張りなさいと教えている。

昔の今は亡き名俳優が、次のように語ったらしい。「乞食の役を演じるために乞食の格好をして百貨店に入っていったら、嫌がられた。その相手の姿を見ているうちに、自分自身、ホントウに乞食になった気がした」。

また、昔、ある大学生を集めて行った牢屋の実験では、「独房囚人役を演じた学生と看守役を演じた学生、人格に及ぼす影響が強すぎるので一週間が限界だった」そうだ。

このことからもわかるように、精神的なタフさに関係なく、人間の心と言うのは所詮そんなもので、できれば「演じたくない役」は演じない方が無難な気がする。その点、犬は知恵ものである。犬は相手の気持ちを察する能力があるらしい。

いずれにしても人生は演劇なのかもしれない。

ただし、監督や演出家はまったくおらず、配役やキャスティングを決定するのはすべて自分自身・・・。

知らないうちに囚人を演じていないか、今一度、チェックしてみよう。そして、もしも囚人を演じているのであれば、さっさとキャスティングを変更しよう。

そこから抜け出せなくなる前に・・・。