2015
01.03

結局、影響はすべて国民

日刊 Well Life通信


2013年の貿易赤字は過去最大。このままでは日本国は「経常赤字」と「財政赤字」の「双子の赤字」に陥るだろう。
企業の現場では、労働力の流動化や雇用者の非正規化、極端な成果主義によって労働者も疲弊しきっている。給料から所得税を引かれた可処分所得だけでなく、さらに物やサービスを購入すると消費税が係る、いわゆるダブル課税なので誰だって消費を抑えたくなる。
いずれにしても将来に夢が見いだせない以上、戦後70年、なんらかの価値観の大変革が近いような気がする。
今年は米国の利上げが予想され、異次元金融緩和している日本との金利差が拡がり円高基調は間違いない。1985年のプラザ合意から始まった1ドル360円固定相場からの円高も終焉を迎えるかもしれない。また、日本がインフレになった時に利上げに踏み切る際も心配。新興国から米国の資金が引き揚げられれば、新興国の通貨危機再来も心配だし、今の日本の異次元緩和の副作用がどのような形で国民を襲うのだろう。
208倍になった戦後のハイパーインフレ。その時は預金封鎖と新札発行、国債の紙屑化、朝鮮戦争でなんとか切り抜けた日本国。今回はどのようなことが起こるのか予断を許さない。結局、影響はすべて国民に押し付けられる。